1-4 メール爆弾の被害とは何ですか?

メール爆弾といっても,メール自身が爆発するものでも,コンピュータを壊すものでもありません。大量のメールを一度に送りつけたり,非常に大きなサイズのファイルを添付したメールを送りつけたりする迷惑メールのことをいいます。メールボックスをあふれさせて電子メールが使用できなくしたり,サーバに高負荷を与えて機能を停止させてしまうこともあります。
日常の生活にたとえれば,郵便受けを意味のない手紙でいっぱいにされて,大切な手紙がわからなくなったり,大量の手紙の重みで郵便受けが壊れてしまったりするようなものです。

メール爆弾には,次のような種類があります。

@大量のメール送信
メール爆弾の典型で,同じの内容のメールを何万通と送りつけるといったものです。「メール爆弾送信ソフト」というものが非合法で出回っているようです。

A大容量添付ファイル
大容量のメールを送信して受信者のメール機能を麻痺させてしまうものです。容量制限を設けているプロバイダならば,このような被害はありません。

Bメーリングリスト爆弾
メーリングリストは,送信者が送ったメールが,メーリングリストに参加する全員に送信されるしくみになっています。
ここにメール爆弾を落とされたら参加する人全員に被害が及ぶことになります。

このほかにも,他人のメールアドレスでたくさんのメールマガジンの購読申し込みを行ったり,メーリングリストに登録したりして,非常に多くのメールが本人の意志とは無関係に送信されるようにしむけるものもあります。いずれの行為も相手を困らせようとする悪質なもので許されない行為といえます。


メール爆弾への対処としては,

@電子メールのアドレスは簡単に教えない
見ず知らずの人に電子メールのアドレスを簡単に教えないほうが安全です。

A電子メールの設定
特定の送信者からの受信を禁止することや,条件に合致したメールを自動的に削除したりするルールに設定することで自己防衛することができます。





しかし,自己防衛していてもメール爆弾が送りつけられた場合は,プロバイダに問い合わせて対応してもらいます。

インターネットにつながっている人はすべて善意を持った人ばかりではありません。
そして,相手が大人か子どもかも関係ありません。
何かの理由で腹を立て,その報復としてメール爆弾を送りつける悪意を持った人もいるということを意識しておくことは大事なことです。
たとえば,チャットや電子掲示板などの書き込みで,自分では気付かないうちに相手を傷つけてしまっていたということがないとは限りません。
子どもたちには,このようなインターネットの状況をよく理解させた上で,ルールやモラルを持って電子メールを使うように指導していくことが必要です。
しかし,必要以上に子どもたちを怖がらせるのも考えものです。「なにかよくわからないけど怖い」といった中途半端な恐怖心のみを植え付けることはよくありません。
子どもたちには正しい知識をきちんと教え,情報社会で生きていく上で必要な態度を育てていくことが大事です。